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【20年以上も河川敷の国有地をプラントなどに占有』交野市が損害賠償2200万円 生コン製造会社らを提訴 大阪】
- 2024.12.2
- 国内ニュース
大阪府交野市は2024年11月29日、生コン会社など2社に損害賠償を求める訴えを起こした。
河川敷を長年にわたり不法に占用しているとしてかなり悪質なケースである。
交野市によると、生コン製造の『㈱オクノナマコン』は、市が管理する『がらと川』の河川敷で、国有地の1300平方メートルにプラントなどを設置、生コンを作りつづけた。これについては市の許可がないという。
また、金属くずなどを置いて河川敷を占用している金属リサイクル会社『関西故金属㈱』に対しても面積などに応じた支払いと市有地の明け渡しを求める訴えを起こしている。
占用は20年以上続き、行政指導にも応じなかった。
今年5月30日にも、『㈱オクノナマコン』と『関西故金属㈱』に対して是正命令が出されている。
市は『㈱オクノナマコン』に対し民法上の時効に当たらない過去5年分の占用料に相当する約1700万円と、29日から明け渡しまで1年あたり約350万円の賠償金を求めて大阪地裁に提訴、2社に対し計2200万円あまりの損害賠償などを求める訴え。
交野市・山本景市長によると「重機を置いたり、護岸を破壊するような行為をされてしまったら、大雨などのときに崩れて川の流れをせき止める、もしくは流れて下流であふれる原因になってしまうので、防災面からも(占用は)あってはならない行為だと思っています」
提訴について、『㈱オクノナマコン』は「社長が不在のため細かいことはわからない」と社員が対応し、
『関西故金属㈱』は「弁護士と相談し、話し合いで円満に解決したい」とコメントしている。
参考サイト:さくらフィナンシャルニュース