【ちだい氏発言「N国は反社会的カルト集団」だと裁判所が認めた! 東京地裁判決】
- 2024.11.28
- 国内ニュース
立花孝志党首(57歳)の「NHKから国民を守る党」(N党)について、Xで「反社会的カルト集団」などと投稿したのは名誉毀損(きそん)だとして、N国が投稿者に損害賠償160万円を求めた訴訟で、東京地裁(阿部雅彦裁判長)は27日、N国の請求を棄却する判決を言い渡した。
〈都知事選の24人集団立候補や自由すぎるポスタージャック〉 事の発端は2024年6月、「選挙ウォッチャーちだい」の石渡智大氏(46歳)による投稿。
自身のXアカウントで「反社会的カルト集団である『NHKから国民を守る党』」と投稿したほか、配信動画でN国について「サリンを撒かないオウムみたいなもん」などと発言した。
「NHKから国民を守る党(N国党)」は2024年6月にあった東京都知事選(7月7日開票)で、24人の候補者を擁立した。
これに関連して、ちだい氏は2024年6月、X(旧ツイッター)や動画配信サイトで、以下のような発言、投稿をした。
「今日も反社会的カルト集団『NHKから国民を守る党』が展開しているポスター掲示板のショバ代ビジネスについて、無料で記事にしていきます。」
「尊師(立花孝志氏の異名)っていうのも、教団幹部とか言ってるけど、出家信者とか言ってるけど、だってこいつらもう、物の善悪の判断がつかないんだよ。サリンをまかないオウムと一緒なんだから、ほとんど。内容としては、サリンをまくほどの知識とか知能はないから、だからサリンをまかないオウムみたいなもん。危ない奴らの集団であることは間違いないですね、N国って」
ちだい氏のこれらの投稿や発言に対して、N国党は「原告が、原告と対立している人、原告を裏切った人やその家族を大量に殺害する危険な宗教団体であるという事実を摘示して、原告の社会的評価を低下させるものである」などと主張した。
判決は、過去に立花党首がNHKの業務を妨害したなどとして有罪判決を受けたこと、
NHK受信料の請求書を視聴者の代わりに受け取り、不払いをしやすくするサービスを始めたこと、
N党の役員会で「法律を守らない政党であるということを売りにしたい」等と発言したこと、
動画投稿サイトで「アホみたいに子どもを産む民族はとりあえず虐殺しよう」と発言したこと、
などの行動や発言を取り上げて指摘。よって『反社会的カルト集団』などの表現は『論評の域を逸脱していない』真実だとしてN国の訴えを退けた。
裁判が終わったあと、ちだい氏は 「裁判官が事実関係に詳細に踏み込んで、N国党と代表の立花氏が行ってきた行為の『反社会性』を認定したことは大きい」 と話した。
サリンを撒く集団を超えて肥大化したカルト宗教集団はN党以上の存在感があるが、カルト認定される日はいつ来るのか?
参考サイト:さくらフィナンシャルニュース
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