【つばさの党 根本良輔幹事長 東京都15区立候補者 意見陳述書オール掲載 質問の権利を違法とするのは民主主義の根幹を揺るがす!】
- 2024.11.21
- 裁判
〈根本良輔一言一句意見陳述書オール掲載〉
私は無罪です。私は、選挙妨害をしたとして逮捕・勾留され、起訴されています。
しかし、我々がしたことは選挙妨害ではありません。
一有権者として、そして一立候補者として他の立候補者に質問をし、疑惑を追求しただけです。
選挙活動では、有権者から質問をされたり、時には演説中に野次を飛ばされたりすることがよくあります。
私は選挙に3回立候補したことがあります。
全ての選挙活動で、質問をされたり野次を飛ばされたりした経験があります。
私はそれを、妨害と思ったことはありません。
有権者が立候補者に質問をしたり意見を言ったりするのは当然の権利だからです。
私は、質問には全て答えて来ましたし、野次に対しては指摘が的外れであることを伝えて来ました。
そのように誠実に対応をすれば、質問や野次はやみました。
有権者は、立候補者に質問等をすることで政治家として信用できるかを見定めているのです。
立候補者の街頭演説を一方的に聞いているだけでは、信用できる政治家なのか判断はできません。
立候補者らは、有権者にとって聞こえのいいことばかり言い追求されている疑惑や過去に国民をだましたり不利益を与えたりしたことは一切説明しないからです。
例として、立憲民主党が、政権交代前は「消費税を下げる。マニフェストに書いていないことはしない。」と言っていたのに政権交代後にマニフェストに書いていない消費税増税を行って国民を裏切ったことが挙げられます。
私は各立候補者が政治家として信用に値するかを判断するために、一有権者として、質問、追及をしました。
そして、一立候補者として、有権者に対して、我々の追及する姿勢、そしてその追及に対する他の候補者の対応や質問に対する回答の内容を示すことで、支持を得ようと考えていました。
その結果、様々な応援メッセージをいただきましたし、我々の活動に協力してくれた方々もたくさんいました。
例えば、「つばさの党を知る前は日本保守党に入れようと思っていたけど、保守党の追及に対する不誠実な逃げの姿勢を見て、投票するのをやめた、ありがとう」という声を頂きました。
また、「乙武候補の不倫スキャンダルについて声を上げてくれてありがとう」と女性の方々から感謝されました。
そのようにたくさんの支持をいただきました。
やってよかったと考えています。
もし我々が答えやすい質問をしていたら、どの陣営も質問に答えたはずです。
例えば「あなたの党の代表は誰ですか?」とか「一番優先度の高い政策は何ですか?」などの質問であればパッと答えて、「答えたからもう静かにして下さい。他の場所に行って下さい」と言っていたはずです。
しかし、我々の質問には有権者の前で答えられなかったので彼らは答えずにその場を立ち去る選択をしたのです。
その選択は理解できます。
例えば私が立憲民主党から立候補したとして、「政権交代前に消費税を下げると言っていたのに政権交代後に消費税を上げましたよね?また嘘をつくのではないですか?」と質問されたら、答えられません。演説を聞いている有権者の前でそのような不都合な事を言われたら、その場を立ち去ったほうが良いと判断します。
それは妨害されたからではなく、票を得るため、あるいは減らさないための合理的な判断によるものです。
そして、そうではなく、我々の質問に答えて、我々を退散させて演説を続けるべきと判断した陣営もいます。
彼らも合理的な判断をしています。我々の活動は、演説を終了せざるを得ない状況に追い込んだり、警察署に逃げ込まざるを得ない状況に追い込んだりするものではありませんでした。
つまり「妨害」ではありませんでした。
我々の質問に答えるか、それとも答えずに立去るかは陣営の判断だったのです。
我々の活動が「妨害」とされ、こうして逮捕・勾留されていることに全く納得がいきません。我々の今後の活動が大幅に制限されますし、我々の活動を支持してくれている方々の声を代弁することもできなくなってしまいます。
政治家に質問したり意見を述べたりすることを違法とするのは民主主義の放棄であり、あってはならないことです。
令和6年11月20日