【東京9区 今村洋史不出馬 菅原一秀自民復党 みんつく大津あやかは重複立候補狙う】
10月27日投開票の衆院選で、東京9区が揺れる。
自由民主党は2024年10月9日、派閥裏金事件に関係した東京9区支部長の今村洋史氏(62歳)を非公認。今村氏は結局不出馬を表明した。
同党では、元経済産業相まで務めた菅原一秀(62歳)が同日付で復党したと記者団に明らかにした。菅原氏は東京9区に無所属で出馬する。自民は9区で別の元職を擁立予定だったが断念。
菅原氏は2021年、公職選挙法違反(寄付行為)の罪で罰金40万円、公民権停止3年の略式命令を受け、今年公民権が回復していた。
10月13日、石神井公園駅前にて、揃いの白いジャンパーの選挙スタッフと街宣活動を行った菅原氏であるが…
2006 から 2007年にかけ選挙区内の有権者にメロンや蟹といったグルメ食材を配り香典と称していた過去の違法行為が引き出され、早速SNSでは、「メロンと蟹はないの?」「また蟹とメロン配るかな?」などと言った過去の行いを思い出させるようなキーワード“メロン”“蟹”が飛び交った。
ジャーナリスト鈴木エイト氏(55歳)は2019年に菅原氏と旧統一教会との関係を調査すべく、取材と称して訪れたのに虚偽の110番通報をされるなど、菅原氏から思わぬ妨害工作を受けた。国政与党である自民党政治家としてやましいことが無ければこんな事はしないはず。何があったと言うのだろうか。
また鈴木氏の今年6月のポストによると、練馬区では菅原氏の自民党復党を求める署名集めが水面下で行われていたそうである。
署名用紙には「自由民主党総裁 岸田文雄殿」「自民党復党を願う嘆願書」とあり、名義は「前衆議院議員菅原一秀氏の自民党復党と国政復帰を願う有志の会」となっているが、取りまとめているのは菅原の秘書であり、菅原氏の自作自演によるものとも捉えられる。
裏金や旧統一教会との問題が騒がれている自民党だからこそ、今後も菅原氏には世間からの厳しい眼が向けられることとなろう。
「東京9区、菅原一秀氏が復党し出馬?220万円不記載で非公認の今村洋史氏は出馬取りやめ?犯罪者ばかりだな」と有権者に呆れられていたのだが…
〈みんなでつくる党が国政初挑戦〉
しかし大津あやか党首(31歳)率いる みんなでつくる党は、ここ9区から、大津氏自身を含め国政初挑戦衆院選に6人を刺客に送り込む。 大津氏は小選挙区の東京9区と比例東京ブロック単独での重複立候補を10月14日に記者会見で発表した。
ほかに高木寛史氏(東京1 区)
AIメイヤーことジャンボ松田氏(東京23区)
三井建氏(東京3区)
三上恭平氏(埼玉1区)
林マリアゆきこ こと林幸子氏(兵庫8区)の6人。
三上氏、林氏は旧NHKから国民を守る党で地方選や国政選挙で立候補経験がある。AIメイヤー氏はジャンボ松田名義で2014年から政治活動をし多摩市長選などに立候補などしてきたが、2023年からAIメイヤーと名を変え、2024年には都知事選にも立候補している。いずれの候補者も当選は未だない。
みんなでつくる党はNHKから国民を守る党党首立花孝志氏(57歳)らと代表権を巡って、裁判中であるが破産手続きも進んでおり、特別抗告している最中での衆院選となる。
大津氏は「6人擁立はうれしい誤算。今回は党勢拡大のための第一歩、トライアル。参院選などを見据え、右とか左とか関係なく、若者や女性の声を反映させるため政治参加できる場を提供したい。本党は政治改革を柱にする党。裏金議員やわいろの議員がいるところで訴えていきたい」と意気込みを語った。
〈東京9区候補者〉
山岸一生(43歳/立憲民主党)元朝日新聞記者 当選回数1回
大河内しげた(53歳/日本維新の会)元衆議院議員秘書
菅原一秀(62歳/無所属、※自民党復党)元経済産業相 当選回数6回
大津あやか(30歳/みんなでつくる党党首)元政治家女子48党員
☆参考サイト☆
菅原一秀元経産相が衆院選に東京9区から出馬へ 2021年に公選法違反罪で有罪、今年公民権回復
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