【『全員逮捕』牧原法務大臣 旧統一教会とは“接点なし”と虚偽も実は教団イベント10回以上出席】
2024年10月7日、牧原秀樹法務大臣(53歳)は、2021年に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)関連の集会に出席していたことを認めた。
自民党は2022年に所属する国会議員を対象に、旧統一教会との接点について点検を行ったが、教団と何らかの接点があったと回答した議員の中に牧原氏の名前は無かっただけに“それ見たことか”“また嘘か”と批判が飛んでいる。
牧原氏は7日の衆議院本会議で、立憲民主党の吉田晴美衆院議員(52歳)に教団との接点を問われると、2021年6月にさいたま市で開かれた教団関連の集会に参加したことを認めた。
「旧統一教会との関係について調査する中で集会に出席していたことが判明したが、当時、その集会が旧統一教会と関連があると認識していなかった」と釈明し、続けて、
「自民党としては、旧統一教会及びその関連団体との関係を、未来に向けて断っていくことを徹底していると認識しており、私も一切の関係を断っている」と付け足した。
牧原氏は8日の閣議後会見で、教団や関連団体が主催する集会や会合に少なくとも計10回出席していたことを明らかにした。
教団と関連団体への出席は、秘書らによる代理出席を含めると計37回確認され、選挙支援も受けていたという。
自民党総裁石破茂首相(67歳)は8日夜、牧原氏が過去に旧統一教会や関連団体が主催する集会に出席していたことについて、「すでに関係を絶っている」として続投させる意向を示した。「引き続き党の方針に基づき、関係遮断を徹底していく」と述べた。
実は牧原氏においては、旧統一教会のイベントに出席した事実を “隠蔽” したことが2022年報道されていたからこそ、今回公表せざるを得ない状況になったのだ。SmartFlashが報じている。内容を要約すると
2021年6月6日、「祝福結婚と希望前進大会2021 in 埼玉」(主催・世界平和統一家庭連合・西埼玉教区)。さいたま市「市民会館おおみや大ホール」で開催されたイベントに牧原氏が出席、挨拶したという。
社会教育法第23条第2項「市町村の設置する公民館は、特定の宗教を支持し、又は特定の教派、宗派若しくは教団を支援してはならない」とあり、宗教団体に会館を貸す事自体も法として問われるべき問題だ。
「牧原議員は、遅れてやってきて登場し挨拶。自民党環境部会長(当時)としての職務内容を話すと、選挙のタイミングなどを話題にあげ、『自民党にお力を貸してください』と話したという。
実は、このイベントには、埼玉1区選出の村井秀樹議員も出席していた。村井議員は自民党の “点検” に正直に申告した結果、氏名が公表されている。同じく出席していたはずの牧原議員の名前が出なかったのだ。
牧原氏の地元関係者によると、牧原氏は旧統一教会と関係する資料の破棄を命じていたというのだ。
「党の “点検” において、牧原議員は『出席や祝電など出したか』という項目で、『ないと認識している。TICADに出席していたためすべて精査できていない』と回答した。(TICADは2022年8月27・28日に開催されたアフリカ開発会議のこと)
TICAD後、2022年9月8日に結果が公表されるまでゆうに10日はあったはずだ。
地元関係者によると、事務所内で、秘書が旧統一教会関係の会合出席や祝電のリストを作成し、牧原議員に手渡したところ、牧原議員から破棄することを要求され、リストを作った人間が叱責されたという。
『旧統一教会との関係について調査する中で集会に出席していたことが判明したが、当時、その集会が旧統一教会と関連があると認識していなかった』と釈明していたが、十分認識した上で参加している事になる。弁明はすべて白紙撤回だ。
〈過去に問題となった牧原氏の言動〉
牧原氏は2024年8月に、自身のXで
『今回のオリンピックで選手に誹謗中傷した人は全員逮捕すべきだと思います』
と発言。
牧原氏は、2023年7月13日、前日に亡くなったタレントりゅうちぇるさんへの誹謗中傷についてXにポスト
『りゅうちぇるさんのご冥福を心からお祈り申し上げます。Twitter(現X)やSNSで誹謗中傷をして侮辱罪等の刑法犯に該当する者はアカウントを削除した者も含めて「すべて」逮捕すべきだと考えます。言葉の暴力はあってはなりません』。
2021年11月19日には、
『恵比寿駅での人身事故により電車が遅れています。ホームには人が溢れています。電車が遅れると本当に困りますよね。地元さいたまでのいくつもの会合が間に合わない。』とXにポスト。
等々、人の死を軽んじる人命軽視とも取られかねない投稿もおこなっており、偏った思考の持ち主なのかと物議を呼んでいる。法務大臣にふさわしいとは到底思えない発信だ。
牧原氏の人身事故へのポストについては立憲民主党の小沢一郎衆院議員(82歳)も9月30日にXにポストして反応。
『普通、「人身事故」というのを聞いてこんなこと言わない。国民の生命や安全を守る立場にある国会議員が、こんなことを言ったらおしまい。むしろ人間性の問題。今回、石破総裁は、そういう人物を法務大臣に登用。考えられない』
と、牧原氏の起用について否定的な考えを表していた。
石破内閣は国民に呆れられる前に早急な対応が求められる。
☆参考サイト☆
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