【キリアン・エムバペ、背番号は9番 レアル・マドリード入団式にファン10万人!】
- 2024.7.17
- 国内・政治
ユーロ2024は現地時間7月14日に幕を閉じ見事スペインが4度目の優勝を果たしました。その強豪国スペインの名門クラブの一つ、レアル・マドリードに2024年7月16日、フランス代表フォワード、キリアン・エムバペ選手(25歳)がパリ・サンジェルマンから移籍、合意書にサインをし、フロレンティーノ・ペレス会長(77歳)と記念撮影。マドリディスタおよそ10万人がレアル・マドリードの本拠地サンティアゴ・ベルナベウ・サッカースタジアムに駆けつけるなかで、入団会見が行われました。
入団チケットは転売ヤーも出たほど、日本円にして最高約20,000円までつり上がりました。これは、かつてエムバペ選手自身が目標にしてきたC.ロナウド選手(39歳)の、15年前の入団式を思い起こさせる湧き上がりです。
入団会見には、ペレス会長の他にレアル・マドリードで監督経験もあり、元フランス代表レジェンド選手のジネディーヌ・ジダン氏も出席しました。
エムバペ選手は幼い頃からC.ロナウド選手に憧れを抱き、エースとしてレアル・マドリード入団するのは目標の一つでもありました。今回レアル・マドリードには背番号7をつけたヴィニシウスJr選手(24歳)がいます。
ヴィニシウスJr選手も23-24期は39試合24ゴールという成績を収めています。ヴィニシウスJr選手は、カマヴィンガ選手やベリンガム選手らアフリカ系の選手と上手くフィットしています。エンバペ選手がレアル・マドリードに入団したら?というインタビューにも顔がほころんでいました。彼らは大きな試合の度に顔を合わせ、お互いに意識し競争し合ってきました。
2023年に退団した同じフランス代表のカリム・ベンゼマ選手(36歳)に受け継ぐ形で背番号9を受け継いだエムバペ選手ですが、C.ロナウド選手もレアルマドリード入団時は、ラウール・ゴンザレス選手(47歳)が7番をつけていたため最初は9番からスタートしています。それも、エムバペ選手が気に入っている共通項です。
レアル・マドリードのフィジカルコーチであるアントニオ・ピントゥスさんはすでにC・ロナウドを理想としたエムバぺ選手向けのフィットネスプランを準備しているといいます。一般人には過酷なプランだと思いますが、エムバペ選手には素晴らしいプレゼントになるに違いありません。
勿論エムバペ選手が過酷なフィットネスプランをこなす以上に、チームメイトのフォワード達も、これ同様レベルをこなして来ると期待しています。現在フォワード枠はヴィニシウスJr選手、ブラヒム・ディアス選手(25歳)、若手のエンドリッキデ・ソウザ選手(18歳)と群雄割拠にあります。
背番号9のレアル・マドリードのユニホームに袖を通したエムバペ選手は、「ここにいられることが信じられない。レアル・マドリードでプレーすることをずっと夢見てきた。そして今日、夢が叶ったんだ。本当に幸せだよ」と流暢なスペイン語で挨拶してファンを沸かせました。
客席には真剣な面持ちで息子を見守る父ウィルフリートさんと、隣で思わず涙ぐむ、マネージャーでもある母ファイザ・ラマリさんの姿も見られました。
更に「なんて素晴らしい日なんだろう。子供の頃から、たった一つの夢を抱えていた。ここにいられるのは、僕にとって本当に意味のあることなんだ。もう何年も前から、ずっと愛を与えてくれたマドリディスタたちには“ありがとう”と言わせてもらいたい。今、僕はもう一つの夢を持っている。それは、僕が世界一のクラブに相応しいこのクラブの歴史に見合うプレーを見せることだ。このクラブに人生を捧げたい。子供達にメッセージを送りたい、夢と情熱があれば何でも叶うよ!次は君たちの番かもしれない」とここまで言うと、会場の少年らが立ち上がって歓声と拍手を送りました。「ここまで来るのに色々あったけど夢に見ていた歴史上のクラブの一員になれてとても幸せだ」
とし、締めくくりに、C.ロナウド選手も行っていた挨拶を、「会場の皆さんとやりたいと思う、皆家族のように一緒にやりましょう」と「ウノドストレス、ハラマドリー!」と恒例の掛け声をかけ、ファンの熱気に包まれていました。