【五ノ井里奈さん、加害者3名と和解へ】
- 2024.7.10
- 国内・政治
陸上自衛隊時代に上司達から性暴力を受けた元自衛官の五ノ井里奈さん(24歳)。上司だった元自衛官5人と国に損害賠償を求めた訴訟をおこしていました。
福島県にある部隊に所属していた元陸上自衛官の五ノ井里奈さんは、当時、複数の隊員から性被害を受けました。
自衛隊内の相談窓口などに申告したにもかかわらず、十分な調査や対応がなく精神的苦痛を受けたとして、去年、元隊員5人と国に賠償を求める裁判を横浜地方裁判所に起こしていました。
2024年7月9日、横浜地方裁判所で一部和解が成立。五ノ井さんの代理人弁護士によると、昨年12月に強制わいせつ罪で有罪が確定した元自衛官3人が謝罪し、和解金を支払うことで合意したといいます。
3人はいずれも五ノ井さんに対する、強制わいせつ事件で有罪が確定した元上司でした。和解に際しては謝罪し、金銭を支払うことなどが盛り込まれました。
昨年10月に別の元自衛官1人と和解が成立していました。
〜五ノ井さんのSNSでの報告〜
本日、刑事裁判で有罪となった加害者3名との間で、民事裁判での和解が成立したことをご報告致します。
この和解は、3名からの申出を受けたもので、3名が謝罪し、一定の金銭を支払うという内容です。
いつも応援して頂きありがとうございます。
少しでも日々の幸せを感じながら生きていきます。
これを受けて五ノ井さんへのメッセージがSNSのコメントに沢山届いています。
「今後の組織が変わってくれるのが
本当に一番良いと思う。
今後の自衛隊は 少しずつでも改善されると信じたい。」
昨今の自衛隊はパワハラで問題視されています。「背広組」が中心の内部部局(内局)の幹部によるパワハラ問題。パワハラに向けて改善策が問われつつあります。
他にも、
和解成立のご報告をありがとうございます。大変な状況の中で、このような前進ができたこと、本当にお疲れさまでした。加害者3名からの謝罪と金銭的な補償が少しでも心の負担を軽くし、これからの生活にプラスとなることを願っています。
この困難な道を乗り越えてきたあなたの強さと勇気に心から敬意を表します。これからの日々が穏やかで、少しでも幸せを感じられる瞬間が増えることを祈っています。
私たちはいつもあなたを応援しています。どうか無理せず、自分のペースで一歩一歩進んでください。
単純に「良かったですね」では片付けられないと思うんですが、他に言葉が見当たらないので、とりあえず「おめでとうございます、良かったですね」
など、励ましの声が沢山SNSに寄せられていました。