【蓮舫、都知事無所属出馬 小池都政リセット! 立憲追い風受けて】
- 2024.5.28
- 国内・政治
2024年5月27日 、蓮舫参議院議員(56歳)が東京都知事選挙に立候補する旨を立憲民主党本部にて表明、注目が集まった。
5月26日開票が行われた静岡県知事選挙でも、静岡県民が選んだのは野党候補である鈴木康友氏(66)(立憲民主、国民民主両党推薦)。また、同日に行われた東京目黒区における都議会議員補欠選挙も、西崎 翔(つばさ)氏(40)が立憲民主党から当選を果たした。
これに手応えを感じなければ、嘘になる。と蓮舫氏は記者に答えた。
「小池都知事はブラックボックスといった都政をどう変えたのか?自民党萩生田氏のお膝元八王子市長選挙〈無所属元都職員の初宿(しやけ)和夫氏(59)=自民、公明推薦 落選〉も、政治と金にまみれた江東区議会選挙〈乙武洋匡氏(48)、=無所属 落選〉両方とも小池都知事が候補者を応援した。自民党と一緒に行動するのは何でなのか?を小池知事に聞いてみたい。私は裏金議員、政治と金の自民党、絶対に許さない。小池都政をリセットするために私は立ち上がる。」
現在蓮舫氏は2004年から衆議院議員を努めており、4期目。だが躊躇せず、辞める覚悟は出来ている構えだ。
「今回私は挑戦させて頂く立場。」とし、
参議院の議席を空席にしてまで都知事選に挑みたいのか?という質問には、政治とカネの行政改革は、東京だけではない行政改革、都政から変え、都知事になって東京から変えて行きたいと出馬の経緯を述べた。
蓮舫氏は少子化改革に重きをおいている。最近はさらに、3年後が見えない若者対策に取り組みたい、としている。
政党からの支援は受けないのか?の質問には
「公平な都民からの支持を得たいので無所属で出馬する」と答えた。
「この小池都政8年間をリセットしなければならない。自民党政治を終わりにしなければいけないと思っている。」蓮舫氏の意志は強い。
東京都は再生整備計画と称して、広場を狙いその周辺の、まだ使える建物を解体し新しく施設を建築するなどし、緑や建物を取り壊すランドスケープ破壊計画が起こっている。その数おおよそ90件以上。
蓮舫氏「神宮外苑開発については、故坂本龍一さんも想いを以て訴えたが、その時の小池都知事の対応は、『寄り添っていないな』と言う印象しか残っていない。大変残念だ。」
蓮舫氏は小池都知事が推し進めている東京都再生整備計画を「住民への説明会だが、事業者が民間であるので、全部公開というのは難しいが、どういう質疑がなされたか、どういう説明をどういう手法を使って使えたか、 住民方はどんな質問が出たのかという、概要とか資料は公開して当たり前だと思っている。」と、遠回しに小池知事の非公開性に対して指摘した。
昨年坂本隆一さんが、亡くなる直前、小池都知事にもう一 度神宮外苑再開発を見直して欲しいと手紙を送ったが、そのとき、文科省側、もしくは再開発事業者側にそれを言ってほしいと、小池都知事が投げやりな回答をした経緯があった。
問題はまだ山積みだ。一般民にはわかりにくい都庁の問題の一つが記者クラブの閉鎖性だ。フリーランス記者などは締め出され会見には参加出来ない。であるから当然小池都知事による厳しい質問は出ない。
「都知事に対して、旬な質問だけとか、違う角度から切り込んだものがないな、とは思っていたので今聞いて驚いている。フリーランスの方も時としていい質問ばかりではない。それでも、好意だ、と思って受け止めていたので、都知事の会見は見直すべきだとは思う。」とマスメディアに対して強く答える蓮舫氏。
〈小池都知事の学歴詐称についてはどう思っているのか〉
「学歴詐称については、マスメディアはもともと報じていない。とはいえ、You Tube上でこの学歴詐称、様々な論点で彼女は説明責任を果たしてないと言える。」
都内夜な夜な続けているプロジェクトマッピング、やるべきではないという声、非常にたくさん増えているが、今の時点でどう感じているか、という質問には、
「例えばプロジェクションマッピングにしても数年通じてやるべきものなのか、あるいはクリスマスだけやるのか、その運転予算で、炊き出しであったり困っている人たち に対する予算に回すとか。」(プロジェクションマッピングは)あくまでも小池都知事の政策なので蓮舫氏は争点の一つとして加えさせて頂く、とした。
蓮舫氏の政策は、後日新たにマニュフェストを発表するとのことだ。
8.5兆の東京都の予算に対して私蓮舫の行革の本気度をお示ししたい。と意気込みを見せた。
かつては2016年7月の都知事選で「やりたいことは国政。都政ではない」と宣言していた蓮舫氏。方向を変えたのは立憲議員の勢いによる追い風だろう。小池都知事を倒せる風になるか。
都知事選には、広島県安芸高田市の石丸伸二市長(41)ら既に20人以上が出馬表明している。
参考サイト:
蓮舫氏出馬にむけて声明