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【7月26日、弁護士ログニュース=東京】株主が金珍隆こと志村智隆公認会計士(業務停止中)の提訴をハイアス・アンド・カンパニー経営陣へ要求へ
- 2022.7.26
- 弁護士情報
ハイアス・アンド・カンパニーの不正会計に関連して、同社の粉飾決算スキームを構築して報酬を得ていた、金珍隆こと志村智隆公認会計士(業務停止6ヶ月の処分)に対し、株主が、同社の経営陣に対して、粉飾決算の指南役としての損害賠償請求を行うように促す書簡を送ることを決めた。
同社は、2016年4月に東京証券取引所マザーズ市場に上場し、2020年7月に東京証券取引所第一部へ市場変更したが、志村智隆公認会計士の指南による不正会計処理や、新規上場並びに市場変更時における申請書類に虚偽があったことが発覚し、同年12月に東京証券取引所マザーズへ再度市場変更された。
2021年6月4日に、クックパッドなどの社長を務めた経歴を持つ穐田誉輝氏が支配権を持つ、くふうカンパニーの連結子会社となって、現在に至っている。
同社をめぐっては、臨時株主総会で、弁護士の資格を持つ熊谷祐紀取締役が、粉飾決算の指南役だった志村氏に対し、損害賠償請求を検討していることを株主総会で答弁するなどしているが、未だに提訴は行われていない模様で、株主側は、会社側と旧経営陣の間に忖度または何らかの密約がある可能性があるとしている。